建築物石綿建材調査(アスベスト調査)

背景

ご自身が所有している建物や管理している建物にアスベスト(石綿)が使用されているかどうか把握していますか?
使用しているのは分かっているが、どう対応したらいいか分からないなど、お困りではありませんか?
そのような不安要素を取り除き、最適な方法をご提案する調査です。

>建築物石綿建材調査(アスベスト調査)

石綿はアスベストともいわれる蛇紋石や角閃石に含まれている鉱物の一種で、天然に産出発がん性物質です。 建築物にも多く使用されており、これらの維持管理するうえで、しっかりとリスクを評価し、 評価結果に応じて適切に管理・除去し、建築物の解体・改修には飛散防止措置を講じなければならなく、極めて危険な資材です。

 我が国ではアスベストは第2次世界大戦前から使用が開始され、昭和30年代から利用増加するも、 アスベストのばく露が労働者に健康障害を起こすことが知られていく中で、メーカが自主的に代替化に取り組み、建材の無石綿が進められました。
 平成15年には労働安全衛生法施行令が改正され、アスベスト含有率1パーセントを超える製品等が禁止されました。 さらに平成18年には代替品を得られないごく一部の製品を除き、含有率0.1重量パーセントを超える製品の製造等が禁止されました。

 平成24年には全面的に製品の製造等が禁止されました。アスベストは肺がんや中皮腫などの健康障害をおこす恐れがあり、 現在は原則として製造・使用などが禁止されています。

 アスベストは既存の吹き付け材や建材などに含まれていることがあり、建物の取り壊しや解体前に建材などにアスベストが含まれるかどうか、所有者や委託業者が検査します。

アスベストレベル

アスベストを含む住宅を解体する際、アスベストが飛散すると作業員や近隣住民の健康に影響が出る恐れがあります。
この健康被害を防ぐために、アスベストのレベルが定められています。

レベル1 発じん性が著しく高い  石綿含有吹付け材等
レベル2 高い  保温材や断熱材
レベル3 比較的低い 板状などの用意硬く成形された建材

解体作業する場合は、このレベルに合わせて作業する必要があるのです。

発じん性とは?

アスベストの発じん性とは、粉塵の発生率のことをいい、飛散性と同じような意味合いです。
飛散性が高ければそれだけ、解体工事での飛散リスクにつながり近隣への影響も及ぼしやすくなります。
そのため、飛散の危険性にあわせて飛散防止策を講じなければならないのです。